【徳島の観光地】脇町「うだつの町並み」の歴史的・文化的価値!とくしま88景、四国八十八景などにも選定!おすすめ!

観光
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今回の記事は、徳島県美馬市脇町にある「うだつの町並み」について書いていきます。
徳島にお住まいの方なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

徳島以外にお住まいの方は、知らない方が多いかと思います。涙

そんな「うだつの町並み」ですが、実はすごいんです。
何がすごいのかというと、とにかく県や国から歴史的・文化的に価値があるということでいろいろと選定されているのです。

それも1つや2つではなく。笑
私も全然しりませんでした。。汗

ということで、「うだつの町並み」の特徴なども含めて書いていきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう♪

所在地

徳島県美馬市脇町大字脇町

アクセス

■車
高松市内から約1時間20分、徳島市内から約1時間
徳島市内から徳島自動車道(高速道路)利用で約40分
脇町インターチェンジから約10分

■JR
徳島駅〜穴吹駅まで約1時間10分
穴吹駅からタクシーで約10分

概要

吉野川北岸の主要街道の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝であり、さらに吉野川に面するため舟運の利用にも適した位置にあります。
この町並みは、脇城の城下町として成立し、藍の集散地として発展したものです。現在は明治時代頃のものを中心として江戸中期~昭和初期の85棟の伝統的建造物が建ち並んでおり、近世・近代の景観がそのまま残されています。
この町並みの大きな特徴は、町家の両端に本瓦葺きで漆喰塗りの「うだつ」が多くみられることであり、このことから「うだつの町並み」の通称で親しまれています。
毎年10月には「うだつまつり」が開催されます。

美馬市 うだつの町並み http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/miru/0002.html

「うだつの町並み」というのは通称の呼び名であって、本当は脇町南町という地区になります。

ちなみに脇町南町は、徳島県徳島市から吉野川に沿った上流約40キロメートル上流の山あいの位置にある美馬市内の地区のことになります。

この町並みの大きな特徴である、「うだつ」から「うだつの町並み」になったことが分かりますよね♪

歴史

往時脇町の中心は南町で、約430メートルは明治以前の本通りであった。 1585年徳島藩主となった蜂須賀家政は、第一家老の稲田植元を阿北の要衝である脇城に入城させて配し、この地域の産業の振興に注力した。家老の稲田は、この地域が舟運の利用に適した吉野川と、北岸にある主要街道で近畿へ通じる撫養街道と、讃岐国に通じる街道が交わるところであることに注目し、各地から商人を集めて阿波藍づくりを奨励し、藍商を中心とした商人の町づくりを図ったといわれている。

江戸時代より通商産業が盛んになり、阿波特産である藍の吉野川中流域の集散地として繁栄。18世紀初頭以降の各時期の民家遺構が多く保存されており、町家の中で最も古いものは1707年(宝永4年)の棟札をもつ。

江戸時代から明治時代中期にかけて、商人は富豪となって、徳島県下では、徳島、鳴門に次ぐ第3の都市として栄えた。こうした豪商たちの屋敷には、家に格式を与えるものとして装飾された「うだつ」が建ち上げられるようになり、本通り沿いに富豪たちの屋敷が建ち並んだ。

Wikipedia 脇町南町 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%87%E7%94%BA%E5%8D%97%E7%94%BA

お隣り香川県との商いにおいて、立地的にも重要な役割を果たしていたようですね。
駅や道路など交通の利便性がもたらす経済への影響は今でもさほど変わらないですものね。

江戸時代〜明治時代中期というとたかだか150年〜200年程度ですが、この時代、脇町が徳島の第3の都市として栄えてたのかと思うと時代の変化は凄まじいなあと思います。

また、阿波藍づくりと言えば徳島県藍住町のイメージが強いですが、脇町でも奨励されていたんですね!驚
しかも脇町が集散地となっていたとは!

藍染めについては、またいつか記事にしたいなあと思っています♪

特徴

東西に通じるメインの道路の長さは約430m、指定地区の面積は5.3ha、伝統的建造物は85棟、環境物件(石垣や井戸等)65件、修景物件(母屋、塀等)94件です。
※認定当初、伝統的建造物は88棟ありましたが、建物の劣化、倒壊により3棟減となりました。(平成24年11月追記)

通りに面した母屋のうち、伝統的な町屋は50戸あり、そのうち22戸が間口四間半(9m)以上の規模となっています。敷地の奥行きは間口に比べて深く、80m以上のところもあります。

建物の特徴は、屋根は本かわらぶきであり、2階の窓は防火に重点をおいた「虫籠窓」となっています。2階の屋根の両端にしっくい塗りの「うだつ」があります。

建物で最古のものは、1707(宝永4)年の棟札は確認されています。保存計画では、昭和のものまで含めて母屋の7割となっています。

美馬市 美馬市脇町南町重要伝統的建造物群保存地区 脇町の「うだつの町並み」の特徴 http://www.city.mima.lg.jp/kankou/bunka/kunishitei/0006.html

この町のようすを見ると、タイムスリップした感がありますよね!

こうやって430mもの長さの道路を挟んで、何十棟もの建物が建ち並んだ景色は単に時間が経てば出来上がるはずもなく、人々の生活からなる文化や歴史がもたらした産物であることが理解できます♪

保存に至る経緯

古い伝統のある地区(萩、倉敷、今井町など)では、昔の姿を見直す動きが出てきました。この動きに応じて文化庁は、1975(昭和50)年、伝統的建造物群保存地区および、これと一体をなしてその価値を形成している環境を保存し、文化財の対象とする条項を加える改正をしました。
 俗に言う町並み(町家を中心とする分野)、集落(農漁村などが対象)、武家屋敷等がその対象で、町並み、集落は景観として保存されるもので、民家の内部までは規制しないものとされています。町並みの場合は隣家と接しているので、規制を受けるのは外観だけになります。
 旧脇町では、1984(昭和59)年、「脇町の文化を進める会」が発足、多彩な文化活動を行うと同時に、「町並み保存のシンポジウム」や、「まちづくりフォーラム」等を開いて町民を啓発、意識の高揚に努めました。続いて旧建設省から「手作り郷土賞」と「日本の道百選」に選ばれました。旧脇町は、1988(昭和63)年、市街地景観条例を制定するなど保存対策を進め、同年9月16日には保存地区を決定しました。文化庁は、これらのことを受けて、全国で28番目の重要伝統的建造物群保存地区として選定しました。

美馬市 美馬市脇町南町重要伝統的建造物群保存地区 保存に至る経緯(町並み) http://www.city.mima.lg.jp/kankou/bunka/kunishitei/0006.html

昭和後期になって、全国各地で古い伝統やその姿を見直す動きが活発化していったんですね〜。これは高度経済成長期を経たからこその動きかもしれませんよね。

文化庁による働き掛けもあるようですが、未来を見ていくには必ず過去を振り返る時間が必要なんだろうなあと個人的には思いました♪

うだつとは

ところで「うだつの町並み」のうだつって何なんか皆さんご存知ですか。

これまでの説明にも、「うだつ」という単語が所々出てきていますよね。
先に説明してよと思われた方もいるかもしれませんね。。汗

「うだつ」とは、隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことを意味します。

写真にあるように軒と軒が接近していたため、火事の際に隣家から火が移らないように屋根の下に「うだつ」を建てる必要があったのでしょう。

この「うだつ」を造るには相当な費用がかかったそうで、裕福な家でなければ設けることができなかったそうです。

そして江戸時代からは装飾的な意味合いが強くなり、自分の財力を見せるためにこの「うだつ」を立派なものにしていったようです。

しかし、江戸中期以降はうだつの袖部分が独立し、写真にあるように装飾性を高めた袖うだつが発達していきました。

見栄を張ったり、財力を誇示したりと今も昔も変わらないものですね〜。
かつての豪商の方々もそうやって競い合って「うだつ」をつくっていたんですね!

ちなみに、この「うだつの町並み」は徳島県美馬市脇町以外にも、徳島県つるぎ町貞光や三好市池田町、岐阜県美濃市美濃町にも同じような特徴を見ることができますよ♪

うだつが上がらないの語源とは

先程、「うだつ」とは防火壁で、それが途中からは装飾的な意味合いが強くなり、財力の誇示の一つとして使われるようなったと説明したわけですが、実は、ここから「うだつが上がらない」という言葉ができているという説があります。

つまり、その「うだつ」を財力(富)の象徴と見立てたことから、出世できないことや、生活がよくならないことを、「うだつが上がらない」という言葉として使ったのが語源となっています。

また、もう一つ別の説もありまして、梁の上に立てて棟木(むなぎ)を支える短い柱のことを「うだつ」と言うそうで、この「うだつ」が棟木におさえられているように見えることから、頭が上がらない(出世できない)という説もあるそうです。

また他にも、家の棟上(むねあ)げをすることを「うだちが上がる」というそうで、そこから意味を成しているいう説もあるようです。

いずれも建物に関係するという点では共通しているので、大工などの職人さんから言われるようになった言葉の可能性が高そうですね♪

歴史的・文化的価値について

その建物や町がどのくらい歴史的に、そして文化的に価値があるのかというのは、人それぞれ考え方や思いなどにより差はあるかと思います。

個人の主観によって変わってきますよね。
そこで、その物差しの一つとして県や国によって選定されている項目の一覧を挙げて、客観的にみてどのようにみられているのかを調べてみました♪

  • 四国八十八景
  • とくしま88景
  • にし阿波お勧めビューポイント100選
  • 都市景観100選
  • 日本の道100選
  • 美しい日本の歴史的風土100選
  • 阿波歴史文化道指定
  • 重要伝統的建造物群保存地区選定

選ばれすぎ。。笑

こんなにも価値のある町並みとして認められているんですね〜。
これは徳島にお住まいの方も知らない人がほとんどのはずです。笑

すごいですよね♪

重要伝統的建造物群保存地区は、先日記事にしました出羽島や東祖谷山村落合も選定されています。

今以上にもっと観光客で賑わっても良いと思うんですけどね♪

吉田家住宅 藍商佐直

これまで「うだつの町並み」について説明してきましたが、その町並みの中でも最大の敷地を誇るのが吉田家住宅になります。

寛政4(1792)年に創業した藍商、吉田直兵衛の家。屋号を「佐直(さなお)」と称し、脇町でも一、二を競った豪商です。約600坪の敷地には江戸時代中期から後期にかけて建てられた母屋、質蔵、藍蔵など5棟が中庭を囲むように建っています。
 現在、市指定文化財として一般公開されており、建築様式の素晴らしさと往時の藍商の暮らしぶりをご覧いただけます。
毎年1月には華道展「うだつをいける」を開催しています。

美馬市 藍商佐直 吉田家住宅 http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/miru/0005.html
美馬市映像アーカイブ17 吉田家住宅

こうやって映像で見ると、イメージが湧きやすいですね♪

■開館時間
午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)

■入場料
大人1人510円
小人1人250円
※15人以上で団体割引

■休館日
年末年始(12月27日~1月1日)

■所在地
美馬市脇町大字脇町53番地(徳島県美馬市脇町 うだつの町並み 内)

近くの施設、お店

美馬市観光交流センター

南棟(観光交流室) 観光情報の発信拠点
西棟(伝統文化体験施設) 藍染体験や和傘制作体験が可能
東棟(カフェスペース) 地場産の食材を活用した「食」の提供

詳しくはこちらをご覧下さい。

美馬市観光交流センター

藍ランドうだつ

道の駅になります。
「脇町うだつの町並み」の風情を味わおうがコンセプトのようですよ♪

詳しくこちらをご覧下さい。

脇町劇場 オデオン座

1933(昭和8)年8月、藤中富三氏・清水太平氏らが中心となり、旧脇町に劇場を建設することを提唱し、当時、町内の事業家であった森幸雄氏や吉川長次氏に働きかけて協力を得て建設されたそうです。

映像でご覧のように、西洋モダン風の外観で、回り舞台、奈落などを備えた芝居小屋となります。

詳しくはこちらをご覧下さい。

美馬市観光PR動画(オデオン座)
美馬市映像アーカイブ18 脇町劇場(オデオン座)

デ・レイケの堰堤/デ・レイケ公園

明治政府の御雇い治水技術者であったオランダ人のヨハニス・デ・レイケが1884年(明治17年)に来日した際、吉野川を調査したときに、この大谷川をはじめとする徳島県北部の支川からの多大な土砂流出に驚き、その対策方法を指導したことによりできたものだそうです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

美馬市映像アーカイブ35 デ・レイケ堰堤

竹人形の里 時代屋

ホームページはこちら

茶里庵

食べログはこちら

ひとり言

いかがだったでしょうか。

私も今回調べてみて驚いたのですが、「うだつの町並み」は想像以上に歴史的、文化的に価値のある町並みでした。

県や国よっていろいろと選定されていましたよね♪

「うだつ」のもともとの使用用途が時代とともに変化していき、それが一つの文化になったりと興味深いものがありました!

こう考えると、何がきっかけで今住んでいる町の様式が変わるか分からないですね。
そして、その町にある独特の文化や規則、制限が未来の町をつくる要素になっていることがよく分かりますね。

わずか数キロ、数百メートルの違いで文化って変わりますし。
面白いですよね♪

さて、この記事で初めて「うだつの町並み」を知ったという方が、実際に訪れみたいと思うきっかけになると嬉しいなあと思います。

また、知ってたけど行ったことがなかったという人も、この記事をきっかけに足を運んでみようかと思っていただけると嬉しく思います。

最後に、美馬市が「うだつの町並み」PR動画を作成されていたのでそれを紹介して締めとさせていただきます。

うだつの町並みPR動画Vol 1
うだつの町並みPR動画Vol 2

徳島に旅行や観光でお越しの際は、美馬市脇町の「うだつの町並み」も選択肢の一つに入れてみていただけると嬉しいです♪

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