【徳島県三好市/祖谷渓】断崖絶壁に立つ小便小僧の謎。いったい誰が、そしてなぜ、この少年のモデルは!?

観光

徳島県三好市の祖谷渓には小便小僧の彫刻が立っているのですが、その謎について解説していきます。

写真を見て分かるように、立っているのが断崖絶壁!

なぜこんな場所に!
そしていったい誰が置いたのか?

ということで今回の記事では、その謎について解き明かしていきます。
実際に見てみたいなど興味持っていただけると嬉しいです。

それでは早速見ていきましょう♪

所在地

三好市池田町松尾~三好市西祖谷山村

アクセス

JR土讃線「阿波池田駅」下車→四国交通バス祖谷線
徳島自動車道「井川池田IC」→国道32号線経由「大歩危」→15km(車で30分)

制作者について

徳島県出身 彫刻家
河崎良行(かわさき りょうこう)さん

2006年には、徳島県文化賞を受賞されています。

1935年
徳島県生まれ

1956年
二紀展(以降毎年、79年U氏賞・89年田村賞・91年45回記念賞・93年文部大臣奨励賞)

1958年
徳島大学卒業

1968年
東京芸術大学研究生修了

1977年
文部省在外研究員として渡仏(パリ国立美術学校~78年)

1978年
個展(パリ・メディヤーヌ画廊)

1979年
パリ・ル・サロン(仏・80年も)、サロン・ドートンヌ(仏)

1982年
第5回日本金属造形作家展(8・10回も)

1984年
二紀会委員推挙個展(みゆき画廊・87年も)

1987年
大5回ヘンリー・ムア大賞展で優秀賞(7回で同賞)

1988年
第1回石のさとフェスティバル・石の彫刻コンクール

1989年
六甲アイランドCITY彫刻展

1990年
第12回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で東京国立近代美術館賞、第1回美浜町国際野外彫刻ビエンナーレで優秀賞

1991年
徳島新聞社賞文化賞、加茂山彫刻展で優秀賞

1993年
フジサンケイビエンナーレ現代国際彫刻展で特別賞、第21回長野市野外彫刻賞、個展(日本画廊)

1994年
第28回現代美術選抜展招待出品

1995年
PARIS平和芸術祭(仏)招待出品

1996年
日本学術振興会より海外COE研究員として渡仏

出典:宇部市 河崎 良行

なぜ断崖絶壁に

祖谷川沿いの断崖には、祖谷街道の開設工事で残った岩が多数突き出ています。

小便小僧は、街道中一番の難所といわれる七曲(ななまがり)にあり、谷底まで200mの高さがあり、1968年に徳島県の彫刻家、河崎良行氏が制作したものです。

由来として、その昔、子供や祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、像のある岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたという伝えがあります。

出典:阿波ナビ 小便小僧

小便小僧のモデルについて

制作者である河崎さんの息子をモデルにしたそうです。(という話を聞いたことがあります。)

祖谷渓(いやけい)とは

吉野川支流の祖谷川にあり、全長は10kmにも及ぶ。高さ数十~100mの高低差もさることながら、降水量も多いために樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷の景観を擁する。また一帯は平家の隠れ里(地理学的には隠田集落と呼ぶ)として名高く、日本三大秘境を謳う地であり、山麓にへばりつくように住宅が点在する。とくしま88景に選定。

四国三郎ともいわれた吉野川は暴れ川で知られ、支流のこの川も例外ではなかった。加えて河谷の急峻さもあって、川を跨ぐのは至難の業であった。そのために集落を跨ぐ橋が設けられた。それが西祖谷山にあるかずら橋(重要有形民俗文化財)であり、また東祖谷山には奥祖谷二重かずら橋がある。

名物の祖谷そばは有名。また他にこんにゃくなどを産する。祖谷温泉が湧出してからは観光地としての色も一段と高まった。標高が高いために冬期には降雪も確認される。

東祖谷には次郎笈や三嶺、西に進むと大歩危、小歩危がある。いずれも剣山国定公園の指定地域。

出典:Wikipedia 祖谷渓

以前、とくしま88景かずら橋大歩危小歩危について記事を書いていますのでよければ読んでみてください。

ひとり言

昔の人達は、こんな断崖絶壁で度胸試しをしていたとは。驚
危なすぎます。汗

制作されたのが1968年だそうなので、もう50年以上経っているわけですが、50年前に制作されたものがこうやって観光名所になっていると思うと感慨深いものがありますね。

作者の河崎さんも想像していなかったのではないでしょうか♪

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