徳島県の元祖ゆるキャラこと「すだちくん」。
この「すだちくん」の作者、デザイナーはいったい誰なのか。
気になった方も多いはず。
ということでこの謎を明らかにしていきます。
「すだちくん」の作者、デザイナーについて
調べてみたところ、徳島新聞の記事に詳細が書かれていました。
要約するとなんと、当時小学5年生だった女の子が作者のようで、下内(旧姓・溝渕)幸子さん。
なんでも、東四国国体を3年後に控えた1990年にさかのぼるのですが、県国体局が国体マスコットキャラクターを公募したところ、1574点が届いたそうです。
職員が予備審査で100点ほどを不合格にした後、大学教授やプロデザイナーら5人でつくる広報委員会が候補3作品を選ぶ予定になっていたみたいなのですが、審査委員は一通り見終わった後、不合格の作品も見てみたいと要望し、その中に「すだちくん」の原案があったみたいです。
その一声がなければ「すだちくん」は世に生まれていなかったと思うとなんだか感慨深いものがありますね。
なんと、不合格作品からの逆転だったとは!
そんな逆転劇が起こった、キャラクターがこんなにも長い期間に渡って愛され続けられるとは感慨深いものがありますよね。素敵です。
詳しくは、こちらの記事に書かれていますよ。
一人言
キャラクターデザインって色々と法則や成功に導く公式があると思うのですが、当時小学5年生の女の子がそういったことを考慮して描いたわけではないと思うんですよね。
ご本人の感性のまま描いたキャラクターがこうやって歴史に残る作品を産んだんだと思います。
世の中には当たり前とされる規則や法則が溢れていると思いますが、時代を前に進める瞬間はいつもその既成概念をひっくり返すぐらいのインパクトとパワーが作用しているように感じます。
むかし飲料業界で青色がタブーとされていた時代に、大塚製薬のポカリスエットは青色缶を採用して成功を納めたりもしています。
今では当たり前のお茶やお水も発売当初は売れるはずがないと思っていた人も多かったという話を聞いたことがあります。
こうやって私達の生活にある当たり前は、いつも疑ってみる必要があるのかもしれませんね。
そうやって時代を前に進めていきたいものです。