世界的にも類を見ない大塚国際美術館5つの特徴について解説!!

文化

徳島県には、徳島県立近代美術館や相生森林美術館などいくつかの美術館があるのですが、全国的にも有名な美術館といえば「大塚国際美術館」になるかと思います。

もしかすると世界的にも少し知られているかもしれませんね♪
それぐらい有名な美術館だと思います。

また2018年の紅白歌合戦では、アーティストの米津玄師さんが「大塚国際美術館」で歌われたことでさらに知名度がアップしましたよね♪

こういったこともあり非常に有名な「大塚国際美術館」ではありますが、まだまだ知られていない部分もあるのかなあと思っています。

例えば「大塚国際美術館」って何を展示している美術館なの?
どういうコンセプトの美術館なの?
広いの?
チケット料金は?
などなど。

美術館に訪れる前に気になる点ってありますよね。
そんなあれやこれやについてまとめてみました。

この記事を読んでいただいて参考にしていただけると嬉しいです!
ということで今回は、この「大塚国際美術館」を皆さんに紹介したいと思います。

それでは早速どうぞ〜♪

所在地

徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1

アクセス

大塚国際美術館

■自動車
 神戸淡路鳴門自動車道の「鳴門北インター」から鳴門海峡方面(左折)約3分
 駐車場:340台(無料)
 美術館駐車場から美術館までは約500m(無料シャトルバス有り)

■二輪車
 125cc未満:美術館 正面玄関
 125cc以上:美術館 駐車場。駐車場からは無料シャトルバス有り

■バス
 海部観光バス
 徳島バス
 JR四国バス
 阪神バス
 岸和田観光バス

 徳島行き高速バスで「高速鳴門」下車
 徳島バス「小鳴門橋」バス停→「大塚国際美術館前」バス停(10分程度)

 徳島行き高速バスで「徳島駅」下車
 徳島バス「徳島駅」バス停→「大塚国際美術館前」バス停(50分程度)

■新幹線
 新神戸駅→徳島行き高速バス→「高速鳴門」下車

 「高速鳴門」より路線バス
 徳島バス「小鳴門橋」バス停→「大塚国際美術館前」バス停(10分程度)

■在来線
 岡山駅から
 JR岡山駅→瀬戸大橋線・高徳線・鳴門線経由→JR鳴門駅
 徳島バス「鳴門駅」バス停→「大塚国際美術館前」バス停(15分程度)

 徳島駅から
 徳島バス「徳島駅」バス停→「大塚国際美術館前」バス停(50分程度)

■飛行機
 徳島空港
 徳島バス「徳島空港」バス停→「大塚国際美術館前」バス停(33分)

概要

開館時間

9時30分~17時まで

休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)1月は連続休館あり、8月無休、その他、特別休館あり
開館カレンダー

入館料

一般:3,300円
大学生:2,200円
小中高生:550円

フロアマップ

こちらをご覧ください。

展示作品リス

こちらをご覧ください。

建築

敷地面積:66,630
建築面積:9,282
延床面積:29,412(8,897坪)
構  造:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造
階  数:地下5階・地上3階
設  計:株式会社 坂倉建築研究所
施  工:株式会社 竹中工務店
開  館:1998年(平成10年)3月21日

コンセプト

「大塚国際美術館」は、大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペース(延床面積29,412平米)を有する「陶板名画美術館」です。館内には、6名の選定委員によ って厳選された古代壁画から、世界26ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を大塚 オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製しています。それらは美術書や教科書と違い、原画が持つ本来の美術的価値を真に味わうことができ、日本に居ながらにして世界の美術館が体験できます。

また、元来オリジナル作品は近年の環境汚染や地震、火災などからの退色劣化を免れないものですが、陶板名画は約2,000年以上にわたってそのままの色と姿で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献するものです。門外不出の「ゲルニカ」をはじめ戦争で分散していたエル・ グレコの大祭壇衝立の復元など画期的な試みもなされ、1,000余点の検品のために、ピカソの子息や各国の美術館館長、館員の方々が来日されたおりには美術館や作品に対して大きな賛同、賛辞を頂きました。このように「大塚国際美術館」は、技術はもとより構想においても世界初のそして唯一の美術館といえます。

大塚国際美術館 https://o-museum.or.jp/publics/index/45/#page-content

5つの特徴

私が思う特徴を5つ挙げていきますね!

あっ、もちろん多種多彩な特徴があるわけですが挙げだすときりがないので、その中でも5つに絞りましたということです。。汗笑

  • 西洋名画等を複製し展示する陶板名画美術館
  • 日本最大級の常設展示スペース
  • 西洋名画1,000余点(複製)収蔵
  • 建築設計が坂倉建築研究所
  • 瀬戸内海に面した立地が最高(周辺にも鳴門の渦潮など観光地有り)

ということでもう少し詳しく見ていきましょう〜♪

西洋名画等を複製し展示する陶板名画美術館

なんと言っても大塚国際美術館の特徴と言えば、この複製になります。

えっ、美術館て本物の昨日を展示してこそ意味があるのでは・・・??
と思いの方もいらっしゃると思います。

でもその複製を展示するという点に着目したのが大塚国際美術館なんです。
すごい!

というのも美術書や教科書と違い、原画が持つ本来の美術的価値をより忠実に味わうことができ、日本に居ながらにして世界中の美術作品を観ることを可能にしているのです♪

陶板で作成されたレプリカ作品、贋作でありんがら世界中の名画を楽しめるという点がなんといってもこの大塚国際美術館の魅力ではないかと思います。

また、館内写真撮影可であったり実際に触れる作品もあるなど、一般的な美術館とは違う体験ができるのも大きな特徴と言えますよね♪

そして、すべての作品が実物大ということで壁一面や天井一面に描かれているような大きな作品には、いわゆるキャンバスに描かれた絵画とはまた違った感情を抱けるかもしれませんね!

日本最大級の常設展示スペース

とにかく大きい美術館。
それも一つの特徴である大塚国際美術館です。笑

2020年現在では、国立新美術館に次ぐ日本第2位の広さとなっています。
大きくて広い美術館がただすごいというわけではありませんが、広いことで物理的に展示できる作品の幅は広がりますよね。

大きな作品だからどうこうではなく、大きい空間だからこそできる展示というものがありますよね。もちろん逆に、展示スペースを小さくすることで演出できる展示もあるわけであります。

大塚国際美術館では、この展示空間の見せ方の振り幅が大きくて魅力的だと思います♪

西洋名画1,000余点(複製)収蔵

世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画、その数1,000を超える作品が一挙に見れる美術館って日本中探してもないですよね。

これらの作品は陶板名画として複製され、原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るそうです。そのため、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されているみたいですね。

世界の名画はどうしても日々劣化しているわけですが、1000年後にオリジナルとこの技術によって作られたレプリカにどのような違いが出ているのかも気になりますね。笑

「モナ・リザ」、「最後の晩餐」、「ヒマワリ」、「ムンクの叫び」、「ゲルニカ」などなど世界中の名画と呼ばれる作品の未来はどうなっているのでしょうね♪

建築設計が坂倉建築研究所

建築好きな方は坂倉建築研究所という単語は聞き慣れていると思います。
知らない人の方が少ないかもしれませんね。

坂倉準三が1940年に創設したのが坂倉建築研究所なわけですが、その坂倉準三は実は、あのル・コルビュジエの弟子だったわけであります。

ル・コルビュジエと言えばフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれているわけですが、そのお弟子さんだったわけです。

そう、サヴォア邸のコルビュジエです。

そんな坂倉準三の精神を継ぐ、坂倉建築研究所が設計したのが大塚国際美術館なのです。もうお分かりですよね。

建築空間としても楽しめるということです♪

瀬戸内海に面した立地が最高

私個人的に瀬戸内海って好きなんですよね。。笑

個人的な主観がすごく入っていますが、瀬戸内海に面したところに建設されているっていうだけでポイント上がってます。笑

少し冗談ぽくなってしまいましたが、瀬戸内海って日本海や太平洋とまた違った雰囲気の海でいいなあと思います。
正確には瀬戸内海と太平洋の狭間という感じかもしれませんが。笑

またその他周辺にも、鳴門の渦潮など観光地があっておすすめです♪
ちなみに、大塚国際美術館はとくしま88景にも選ばれていますよ!

ひとり言

こうやって記事を書いていると、もっとこんなこと書きたいとか、こんな特徴もある、とか色々と文章を付け加えたくなってしまいました。笑

でもあんまり書き過ぎても読むのも大変かなあと思ったりしまして。。涙

あっ、記事中に書いていますがチケット代は他の美術館に比べて高いですね。笑
これも特色の一つでしたね。

なんでも日本で一番高い入館料だそうです。
高い分、時間をかけてゆっくり見たり、その作品に向き合おう、理解しようとする姿勢みたいなものが強まるかもしれませんね。

料金の高い安いの感じ方は、人それぞれなので行った人しかなかなか分からないものかなあと思い今回は美術館の特徴から外しました♪

また大塚国際美術館については、別記事で視点を変えて書いてみたいなあと思っています。楽しみに待っていただけると嬉しいです。

そうそう、皆さん、この大塚国際美術館がやっと再開されるそうですよ!!
2020年6月19日(金)からだそうです♪

再開を楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
来館者がいてという、少しずつまたもとの美術館の景色に戻るといいなあと思います。

県外の方々はもちろん、もう少し世界が落ち着いたら世界中の人たちにも訪れて欲しいですね。

ということで今回の記事は、大塚国際美術館について書きました。
是非みなさん訪れてみてくださいね♪

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