【愛媛県/伯方塩業株式会社】あのCMで有名な「伯方の塩」について詳しく解説!

「は・か・た・の・し・お♪」のCMで有名な伯方塩業株式会社が製造する「伯方の塩」について詳しく調べてみました。

あの一度聞いたら忘れられないメロディ。
商品名をこのメロディに乗せて叫ぶという斬新なCM構成。

伯方塩業株式会社さんて愛媛県の会社だったんですね!
同じ四国だったとは。驚

まったく知りませんでした。。汗
会社の歴史や「伯方の塩」がどのように商品化されたのかなども知りたいなと。

これは調べなくてはと思い今回記事にしました。
早速見ていきましょう♪

製造者

伯方塩業株式会社

所在地

■松山本社
■伯方本社
■伯方工場
■大三島工場

創立・創業

1973年(昭和48年)8月13日

従業員数

162名(2020年4月現在)

パッケージデザイン

表のデザインはこのような感じです♪

裏側はこのような感じになります。

製造方法

原材料名:天日海塩(93%:メキシコ、またはオーストラリア)、海水(7%:日本)
工程:溶解、立釜

商品の裏面に詳細が書かれています。

伯方の塩は、輸入天日塩田塩を日本の海水で溶かし、煮詰めて結晶した塩を、屋内でゆっくりと自然乾燥させているそうですね。

だから、海水中のにがりをほどよく残したおいしいお塩ができるのだそうです♪

栄養成分(100gあたり)

熱量:0kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g
ナトリウム:37.5g
マグネシウム:100〜200mg
カルシウム:50〜200mg
カリウム:50mg
塩化ナトリウム:95.2g

価格(参考)

スーパーなどお店によって差はありますが、おおむねこのぐらいの価格になります。

500gポリ袋:210円
750gポリ袋:300円
1kgポリ袋:390円
2.5kgポリ袋:850円

伯方の塩 1kg
伯方の塩 1kg

「伯方の塩」の誕生

1971(昭和46)年、私たち日本人が永年親しんできた塩田塩が「塩業近代化臨時措置法」の成立で全面的になくなり、塩化ナトリウム99%以上の過精製塩=イオン交換膜製塩が出回ることになりました。

それに対し、不安を抱いた松山市在住の有志が自然塩存続運動を起こす。

自然塩存続運動とは、塩田を廃止してイオン交換膜製塩に転換することに対し警鐘を鳴らし、塩田塩を残すために始めた運動のこと。

運動の結果、生産上の制約はあったが、1973(昭和48)年6 月、塩専売公社より自由販売塩として製造を託され、これが現在の「伯方の塩」となっている。

「伯方の塩」商品名の由来

「伯方」は九州の博多とは関係なく、愛媛県「伯方島」は、瀬戸内海を渡る「西瀬戸自動車道(愛称:しまなみ海道)」の愛媛・今治側より2つ目に位置する島のこと。

伯方島では19世紀初頭から塩田がつくられ、製塩業が盛んであった。

1971(昭和46)年4月に成立した「塩業近代化臨時措置法」により、結果、塩田を残すことは叶わなかったが、「自然塩(塩田製塩)を残そう」という消費者運動がきっかけとなり、伯方島で特殊用塩として生産できるようになった。

そして、この「伯方の塩」という名は伯方島の塩田を復活したいという願いの象徴となってつけられたものであり、登録商標となっている。

「伯方の塩」とは

つくり方へのこだわり

公式ホームページには以下のように書かれています。

化学薬品を一切使わず、「にがり」をほどよく残すために、輸入天日塩田塩を日本の海水で溶解して、ゴミ・砂を除いた濃い塩水を煮詰め結晶した塩を数日間じっくりと「自然乾燥」させます。
また異物の混入を防ぐために「除鉄機」・「フルイ機」・「色彩選別機」・「金属検出機」を通して、さらに人による目視検査を行っています。

特徴

  • にがりをほどよく残した食用塩。
  • しっとりとしている。
  • 塩粒が粗く、ゆっくりと溶ける。
  • 食材に付着しやすい。
  • 湿気を吸いやすく、その後乾燥すると固結しやすい。

伯方の塩は、「塩かどのないからさ」で、塩味の中にほんのりとした甘さを感じるのが特徴。「にがり(苦汁)」をほどよく残し海水中の成分を生かしてつくった風味のあるお塩。

CM(YouTube)

改めて見てみると、インパクトありますね♪

CMの最後だけに「は・か・た・の・し・お♪」のセリフがあったり、冒頭と最後に挟んでいたり、パターンがあることに初めて気付きました。

毎年何百ものCMを見ている中、これだけ記憶に残るCMも珍しいですよね♪

ひとり言

歴史があっての「伯方の塩」だったんですね。
自然塩存続運動というのが行われていたなんてまったく知りませんでした。

「伯方島」という島があることももちろん知りませんでした。。汗
そして、その「伯方島」で自然塩がつくられていたなんて!

「塩業近代化臨時措置法」の成立をもってそれまでの塩田が全廃されたわけですが、それがきっかけで今日の「伯方の塩」が生まれたんですね〜。

「伯方の塩」という商品名が、伯方島の塩田を復活したいという願いの象徴となってつけられたものだったなんて、まるで映画のようです。

そう考えると、CMの「は・か・た・の・し・お♪」という力強い叫びは、伯方島の塩田の存在を表す意思表示なのかもしれないと思えてきました。

こんな歴史ある会社が四国にあることが嬉しく思います。

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